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2008.05.26

産業革命考(その1)

欧州住宅事情で触れましたが、どうも石造りの家屋というのは、最も栄えた時期に建築されたものが残るもののようです。経済状態が落ちたときにわざわざ以前の建物に劣る建物に建て替えるということはしない、ということでしょう。

20世紀になると建築資材が劇的に変わり、事情は変わりますが、今度は観光資源として見直されたことが古い家屋が残った理由と考えられます。

英国でかつて起こった産業革命に興味を持ち、GAVIN WEIGHTMANの“THE INDUSTRIAL REVOLUTIONARIES”という本を読み進んでいます。読み慣れない読み物のため、見慣れない単語も多く、辞書を引き引きしかも夜の寝る前の限られた時間に読んでいることもあってなかなか進みませんが。

その本に、1728年に書かれた“A Plan of the English Commerce”という本の一節が紹介されていましたので、ここにその文章をご紹介したいと思います。

「イギリス人の性格を表す格言の一つとして『イギリス人は発明をするより改良をすることに、また、計画や設計を自分自身で作り上げるより他人が作った計画や設計を改善することに秀でている』」、さらに「他の格言として、『フランスで発明されたものをイギリスで実現すると完璧だ』という言葉がある」

うーん、どこかで聞いたような言葉と思いませんか?

しかし、このように言われていたにも関わらず、その後英国では発見や発明が相次ぎ、産業革命が次々と起こってきます。技術革新も最初は模倣から、ということかも知れません。

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マンチェスターの科学博物館に展示されている初期の織機。産業革命はこの織機から始まった。

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マンチェスターの科学博物館に展示されている各種蒸気機械。動作中の機械が展示されている。会場は油のにおいが立ちこめ、そしてやや蒸し暑い。

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大英博物館の分館、科学誌博物館に展示されている初期の蒸気機関車

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