HDL2-G2.0にnetatalk 2.2.0をインストール(序)
Mac miniのOSをOS X 10.7 Lionにバージョンアップしたときに、Landisk HDL2-G2.0に接続できなくなりました。その時には、Mac OS X Lion にアップグレードのようにOSの設定を変更することで対応しました。
しかし、Time Machineに接続できなくなった点は、Landisk側で対応せざるを得ません。
もともと、HDL2-G2.0はTime Machineに正式には対応していませんので、I-Oデータがファームウェアを提供してくれることも期待薄です。
調査したところ、netatalk 2.2系はTime Machineに対応しているようです。
HDL2-G2.0のOSにはDebianのARM系が採用されていることも分かりました。
そこで、導入にチャレンジしてみることにしました。
HDL2-G2.0へのnetatalk導入手順は以下のとおり。
1.telnetを利用可能とする。
2.管理領域をバックアップする。
3.apt-getを利用可能とする。
4.コンパイル環境を導入する。
5.avahi-daemonをインストールする。
6.Berkeley-DBをインストールする。
7.netatalkをインストールする。
8.netatalkの設定を行う。
9.Time Machineバックアップ先のディスクイメージを作成する(なぜか、volsizelimitがうまく働かなかったのでイメージサイズ制限のため)。
また、HDL2-G2.0にはDebian 4.0 (etch)がOSとして採用されていますが、試験環境として、また、apt-getの依存ファイル作成用の環境として、VMware FusionにDebian etchを導入しています。
一部、想定とは違う結果になりましたが、実用にはなっています。
ここまでたどり着く過程で、数多くのWebサイトを参考にしています。皆様、ありがとうございます。
上の手順を見て分かるとおり、結構手間がかかりました。この手間が果たして割に合うのか疑問ではありますが・・・せっかくなので時間があるときにおいおい導入過程を残そうと思います(自分への備忘録として)。
なお、もし参考にされる場合には、くれぐれも自己責任で!!(最悪の場合、大切なデータを無くしてしまいます!!)
(続く)
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