ThinkPad E440をとりあえず設定する(その3) - cygwin、フォント設定等 -
備忘録として、PC購入後の設定をメモしました。
(新春企画!?)ThinkPad E440をとりあえず設定する:tonopぶらり
ThinkPad E440をとりあえず設定する(その2)‐ Windows 8.1にアップデートしたあとのシステムイメージバックアップについて、など ‐:tonopぶらり
今回はターミナルで使用するフォントの変更について取り上げます。日常的に目にするフォントはやはり大事ですから。
次のような順序で説明します。
1.cygwinをインストール
2.Ubuntuの仮想環境を構築した後にFontforgeをインストール
3.ターミナルの設定
(番外編)apt-cygを設定
文中のサイトにある情報のお世話になっております。ありがとうございます。
なお、目的はフォントの設定なのですが、なんだかずいぶん大げさになっている気がしなくもなく…
1.cygwinをインストール
Cygwinをインストールして使っていますが、ディフォルトのminttyのフォントが読みづらいので、フォントの設定を行おうと考えました。cygwinは64bit版を導入したので、セットアップファイルとしてsetup-x86_64.exeをダウンロードしてインストールします。
まずCygwinのインストーラ’(当該ファイル)を実行してセットアップするのですが、後で取り上げるapt-cygを使うために、cygwinセットアップ時にwget, bzip2, gawk, tarもインストールしておきます。
後でgitも使うので、もしインストール対象に入っていなければ加えておくといいでしょう。(2014.02.11追記)
2.Ubuntuの仮想環境を構築した後にFontforgeをインストール
Windowsのフォントの設定方法には、フォントフォルダへのファイルの追加とフォントリンクを使う方法があります。
詳しくは、Windowsで最高のターミナルを構築する方法:tanakh.jpに記載されているとおりなのですが、フォントリンクを使って、例えばInconsolataとmeiryoを組み合わせる場合には、レジストリエディタregeditを使って、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontLink\SystemLink に Inconsolata という名前のキーを複数行文字列データとして作成し、
MEIRYO.TTC,Meiryo
という行を追加します。
もう一つの方法は、Windows\Fontsフォルダにフォントファイルを置くという単純な方法です。ここでは、フォントにRictyを選択しました。Rictyのサイトの記載のとおりに作業すれば、フォントを用意することはできると思います。
cygwin向けにFontforgeのビルドもあるのですが、UbuntuのようなLinux環境で作業したほうが面倒がないです。
Windows向けの仮想化ソフトとしてはVirtualBoxやVMware Playerが代表格でしょう。
Oracle VM VirtualBox(個人的利用であれば無償)
VMware Player(無償)
Ubuntuは、以下のサイトから落としてきます。
ubuntu
ubuntu Japanese Team
私は、amd64(64bit版)をダウンロードしました。
仮想化ソフトとUbuntuの設定方法詳細は省略。ネット上にいっぱい情報がありますので。
ThinkPad E440の場合、工場出荷時のBIOSでは仮想化支援機能が有効化されていませんので、64bit版を利用するためには、これを有効化する必要があります。
・PC起動時にlenovoロゴが表示するまでにF1キーを押す(うまく行かなかったら再び再起動して同キーを連打)
・setup画面が表示される。securityタブのVirtualizationメニューを選択。Intel Virtualzation TechnologyをEnableに変更
・変更を保存してセットアップ終了
Ubuntuのセットアップ後、Ubuntu環境にFontforgeのパッケージをインストールします。
Rictyは、IconsalataフォントとMigu 1Mフォントから構成したフォントです。
Rictyフォントを作成するには、プログラミング用フォント Rictyのサイトの指示にしたがって作業します。
生成されたRictyフォントは、そのままでは、Windowsで使うとフォント間隔が間延びしてしまうので、修正スクリプトを実行します。修正スクリプトは上のRictyのサイトから取得でき、Ubuntuでも実行できます。
# sh os2version_reviser.sh Ricty-*.ttf
生成されたRicty-Regular.ttf、Ricty-Bold.ttfを\\Windows\Fontsフォルダにコピーします。
(参考サイト)
Windows でプログラミング用フォント Ricty を何とか生成する:キーボードをたたくとき
RictyフォントをWindowsで生成する(2012年7月03日版):itouhiroメモ
ただし、Windowsの場合、もう一つ問題が生じます。
Windowsのフォントレンダラでは、フォントの一部が欠けてしまうのです。
そこで、gdippを導入します。32bitだけでなく64bitもサポートしています。私は、gdipp_x64_0.7.6.msiをダウンロードしてインストールしました。同インストーラでは32bitと64bitは別コンポーネントになっていますが、両方インストールするのが良いでしょう。
しかし、ここで、アプリケーションを起動すると
gdipp_common_32.dll not found
と警告ダイアログが表示される事態が…
gdipp_common_32.dll not foundにあるディスカッションのとおり、
1. コマンドプロンプトを管理者権限で実行
2. コマンドプロンプトにおいて、以下のコマンドを実行
> cd %windir%\SysWOW64
> mklink gdipp_common_32.dll "C:\Program Files (x86)\gdipp\gdipp_common_32.dll"
この設定で、上の警告ダイアログは表示されなくなりました。
3.ターミナルの設定
cygwinの標準ターミナルはminttyです。Optionからフォント設定できます。
私はとりあえず次のような~/.minttyrcを作りました。
BoldAsFont=no
#Font=Inconsolata
Font=Ricty
FontHeight=11
CursorType=block
Locale=ja_JP
Charset=UTF-8
FontsBold=no#Colors
Black=0,0,0
Red=255,89,97
Green=0,255,89
Yellow=253,255,81
Blue=111,84,255
Magenta=255,63,255
Cyan=0,255,255
White=255,255,255
BoldBlack=0,0,0
BoldRed=255,89,97
BoldGreen=0,255,89
BoldYellow=253,255,81
BoldBlue=111,84,255
BoldMagenta=255,63,255
BoldCyan=0,255,255
BoldWhite=255,255,255
次に、デスクトップに作成されているCygwinアイコンを右クリックしてプロパティを開き、リンク先を
C:\cygwin64\bin\mintty.exe -s 80,40 -i /Cygwin-Terminal.ico -
とします。すると横80字縦40行としてmintty画面が表示されます。
その他、テキストエディタやPuTTYで使用するフォントとしてRictyを指定します。
(番外編)apt-cygを設定
apt-cygはcygwinのパッケージのためのコマンドライン・インストーラです。以下の記事が参考になります。
apt-cyg
apt-cygでCygwinでもApt/yumっぽくインストールができるようになる。。:それマグで!
apt-cyg を64 bit 版でも使えるようにする:計算物理屋の研究備忘録
(以下、2014.02.11追記)
apt-cygの記事の一番下の行には、新しいバージョンのCygwinで動かなかったり、互換性が無かったりしたら、Githubのフォークを使うのが簡単だよ、とありますので、フォーク先のネットワークを確認します。以下、kau1okadaさんのフォークを使わせていただきました。README.mdを拝見すると、いくつか機能追されています。
(以下、2015.11.15追記)
手順をapt-cygをアップデートに改めて記載しましたので、こちらをご参照ください。
(2015.11.15追記ここまで)
(以下、2015.11.15削除)
$ git clone https://github.com/kou1okada/apt-cyg.git
$ cd apt-cyg
$ cp apt-cyg /usr/bin/
$ chmod +x /usr/bin/apt-cyg
$ apt-cyg -X update -m http://ftp.jaist.ac.jp/pub/cygwin
"-X”を入れないと、GnuPGがインストールされていない旨のエラーになるので、
$ apt-cyg -X install gnupg
してGnuPGをインストールしておくとよいでしょう。-Xオプションなしでも動くようになります。
(README.mdを参照すると、 wget,ca-certificates,gnupgが必要と書いてあります。)
(以下、2014.02.11削除)
次の手順でインストールできます。
$ svn --force export http://apt-cyg.googlecode.com/svn/trunk/ /bin/
$ chmod +x /bin/apt-cyg
/bin/apt-cygを編集します。getsetup()関数を以下のように変更します。
{
function getsetup()
if test "$noscripts" == "0" -a "$noupdate" == "0"
then
touch setup.ini
mv setup.ini setup.ini-save
# wget -N $mirror/setup.bz2
wget -N $mirror/x86_64/setup.bz2
if test -e setup.bz2 && test $? -eq 0
then
bunzip2 setup.bz2
mv setup setup.ini
echo Updated setup.ini
else
# wget -N $mirror/setup.ini
wget -N $mirror/x86_64/setup.ini
if test -e setup.ini && test $? -eq 0
then
echo Updated setup.ini
else
mv setup.ini-save setup.ini
echo Error updating setup.ini, reverting
fi
fi
fi
}
$ apt-cyg update -m http://ftp.jaist.ac.jp/pub/cygwin/
それでは、今回はこの辺で。
(2014.2.7追記)
gdippに代えてMacTypeを試しています。
細かい設定ができるようになっている点が特徴です。
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コメント
apt-cyg は公式ページ
https://code.google.com/p/apt-cyg/
の一番下に fork 使うように書いてあるの見逃してません?
その他参考にしてるページは
普通にググったらもう少し正確な情報に当たりそうなものですが。
投稿: ac | 2014.02.03 13:52
acさま
確かにforkの記述を見落としておりました。
ご指摘ありがとうございました。記載を修正させていただきました。
投稿: tonop | 2014.02.11 13:36