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2017.09.23

AS-202TEにTracをインストールする

AS-202TEにmod_wsgiをインストールするに記載したとおり、mod_wsgiをインストールできましたので、AS-202TEにTracのインストールを試みました。</ br>とはいえ、ここまでくると、概ね普通の方法でインストールできるのですが、「概ね」であって、若干手順が普通と異なるので、その経緯を残しておきます。

以下の記載は、App Centralでpython, SQLiteをインストールしていることが前提となります。
また、NASなのでADMにしたがって、パーミッションなどrootで動かしていますので、この点は一般的なインストール方法と異なっていますのでご注意を。
まず、easy_installコマンドを使って、Genshi, Babel, Tracを順にインストールしていきます。


# cd
# easy_install Genshi
# easy_install Babel
# easy_install Trac

次に、Tracのプロジェクトを配置するためにディレクトリを作成します。プロジェクト名をここではsandboxとします。


# mkdir -p /root/trac/projects/sandbox
# /usr/local/AppCentral/python/bin/trac-admin /root/trac/projects/sandbox initenv

ここで、プロジェクト名を聞かれるのでsandboxを入力し、次いで、データベース接続文字列を聞かれるので、デフォルト値([sqlite:db/trac.db])、すなわちリターンのみ入力します。


# /usr/local/AppCentral/python/bin/tracd --port 8100 /root/trac/projects/sandbox

を実行すると、ポート8100でプロジェクトsandboxを利用できます。
次に、ApacheとTracを連携させます。
以下のとおり、/root/trac/trac.wsgiを作成します。


import os
#
os.environ['TRAC_ENV_PARENT_DIR'] = '/root/trac/projects'
os.environ['PYTHON_EGG_CACHE'] = '/root/trac/.python-eggs'
#
import trac.web.main
application = trac.web.main.dispatch_request

さらに、/root/conf/apache2/wsgi.confに以下の記述を追加します。


WSGIScriptAlias /trac /root/trac/trac.wsgi
<Directory /root/trac/>
WSGIApplicationGroup %{GLOBAL}
Require all granted
</Directory>

Apacheを再起動します。


# /usr/builtin/etc/init.d/S54apache2 restart

http://as-202te-XXXX.local/tracにアクセスしてみましょう。
次に、BASIC認証の設定をします。ADM 3.0.0.R8N2のapacheのモジュールロード設定が不足していましたので、まずその設定をします。


# cd /usr/builtin/etc/apache2/mods-available/
# vi authn_core.conf
# cd ../mods-enabled/
# ln -s ../mods-available/authn_core.conf .

authn_core.confの内容は以下のとおり。


LoadModule authn_core_module /usr/builtin/lib/apache2/modules/mod_authn_core.so

次に、/root/conf/apache2/trac.confを作成します。


<LocationMatch "/trac/[^/]+/login">
AuthType Basic
AuthName "Trac"
AuthUserFile /root/trac/.htpasswd
Require valid-user
</LocationMatch>

/usr/builtin/apache2/sites-available/に、このtrac.confへのシンボリックリンクをはります。さらに、/usr/builtin/apache2/sites-enabled/に/usr/builtin/apache2/sites/available/trac.confへのシンボリックリンクをはります。
本来、/usr/builtin/apache2/sites-available/には、バーチャルホスト設定を記載するので、trac.confのように特定のアプリケーションソフトの設定を記載するのはおかしい気もしますが、まあ細かいことは気にしないことにします。


# cd /usr/builtin/etc/apache2/sites-available/
# ln -s /root/conf/apache2/trac.conf .
# cd ../sites-enabled
# ln -s /usr/builtin/etc/apache2/sites-available/trac.conf .

最後に、パスワードファイルを作成します。


# htpasswd -c /root/trac/.htpasswd tonop

パスワードを2回入力して、パスワードを設定します。さらに、管理者を登録します。


# /usr/local/AppCentral/python/bin/trac-admin /root/trac/projects/sandbox permission add tonop TRAC_ADMIN

そして、Apacheを再起動します。


# /usr/builtin/etc/init.d/S54apache2 restart

そして、http://[ホスト名]/tracにWebブラウザからアクセスすると、認証用のダイアログが出ますので、認証が成功すると、sandboxプロジェクトへのリンクが表示されます。
参考文献:<改訂>Trac入門、菅野裕ほか、技術評論社

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