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2019.01.06

Mac mini Late 2018 と Early 2009 対決

いや、勝負になりませんが…

Mac mini Early 2009にMojaveをインストールしてみる
に記載しましたとおり、これまでMac mini Early 2009にMojaveを入れるなどしてこれまで同機を使い続けてきました。しかし、この機体も使用し続けてきて早10年。2009年初頭にMac mini Early 2009(モデル120GB Mac mini (MB463LL/A))を購入したあと、メモリ増設やSSD換装(Mac mini Early 2009 のHDDをSSDに換装&メモリを8GBに増設)により機能強化してきたものの、Webや動画視聴、コーディングやスクリプトによるデータ処理(私が実行する程度なので小規模なもの)については問題ないものの、特に仮想環境については実用に耐えない状況になっていました。

そこで、この度思い切ってMac mini Late 2018を購入しました。

外形比較
2009年当時のMac miniの世代は巨大な外部電源が付属してましたので、そこまで考えると機体としては本当にコンパクトになったと思います。また、2009年当時は、まだ光学ディスクドライブを内蔵していました。
(上がMac mini Early 2009 横がその外部電源、下がMac mini Late 2018)
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背面ポートの変遷
ポート類は着実な進化を遂げています。FireWireなど今となっては時代を感じますね…
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Mac mini Early 2009 (旧Mac)
One FireWire 800 port (8 watts); five USB 2.0 ports (up to 480 Mbps); mini-DVI output; VGA output (using optional adapter); Mini DisplayPort
Built-in speaker, combined optical digital audio input/audio line in, combined optical digital audio output/headphone out

Mac mini Late 2018 (新Mac)
Four Thunderbolt 3 (USB-C) ports (DisplayPort, Thunderbolt (up to 40 Gbps), USB 3.1 Gen 2 (up to 10 Gbps), Thunderbolt 2, HDMI, DVI, and VGA supported using adapters (sold separately)); two USB 3 ports (up to 5 Gbps); HDMI 2.0 port; Gigabit Ethernet port
Built-in speaker, 3.5 mm headphone jack

移行手順
データ移行のやり方はいろいろあるようですが、私はTime Machineバックアップを利用しました。
旧Macに外部ハードディスクドライブを接続してTime Machineバックアップを取得します。普段はVirtualBoxのWindowsハードディスクイメージをバックアップ対象から外していますが(VirtualBoxを使うたびにハードディスクイメージ全体のバックアップを取得しようとするため)、移行時は対象に含めます。

一度アカウントを作成すると、後からアカウントの情報を統合することはできませんので(多分)、最初の設定で移行してしまいましょう。

ここまでの事前準備が終わりましたら、新Macを起動します。

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使用言語を選択。

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使用地域を選択。

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使用キーボードを選択。

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データとプライバシーのポリシーを確認します。詳細な情報も読むといいでしょう。

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情報転送方法を選択します。ここでは「Mac, Time Machineバックアップ、または起動ディスクから」を選択しました。

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ネットワーク経由だと移行に時間がかかるので、移行元としてTime Machineバックアップを格納した外部ハードディスクを選択します。

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移行元情報を選択します。

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転送する情報を選択します。通常はデフォルト設定のとおり全部選択すれば良いと思います。

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管理者アカウントのパスワードを設定します。

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利用条件を確認して問題がない場合、同意します。

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情報の転送が始まります。

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無事移行が完了しました。

移行が完了しましたので、移行前の環境と移行後の環境を比較しましょう。

Mac mini Early 2009の情報は以下のとおり。Patchを当てて、Mojave環境になっています。
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Mac mini Late 2018の情報は以下のとおり。Intel Core i7, Memory 16Gbyte, SSD 512GByteに強化してます(いたた…お財布が痛い…)。
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性能比較
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Geekbench 4 の結果です。シングルコア性能のスコア値で3.96倍、マルチコア性能のスコア値で10.8倍、性能が向上しています。性能測定値は、使用状況によって変動しますので参考に留めるのがいいでしょう。

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Disk Speed Testの結果です。
ストレージの性能は、How Fast ? の欄を見るのがいいと思います。
また、Will it Work ? の結果から、対応ビデオフォーマットの差が大きいことが分かります。

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AmorphousDiskMarkの結果です。CPU性能差にも増して、ストレージ性能の向上が著しいです。両方SSDなのですが…
(旧MacはSATA SSD、一方、新MacはPCIeかつファイルフォーマットがAPFSと大幅に強化されています)

以上、Mac環境がずいぶん強化されましたので、あとは活用ですね。家族の冷たい視線を背に頑張ります…


最後になりましたが、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

(2019.03.06追記)
Time Machineバックアップを使って移行しますと、Mac mini Early 2009にMojaveをインストールしてみるに記載しましたとおり、macOS Mojave Patcher Tool for Unsupported Macsをインストールしたまま移行することになります。
この場合、Mojaveをサポートする最新のMacに移行するわけですから、移行後にPatcher Toolをuninstallし、Mojaveを再インストールした方が良いでしょう。
Patcher Toolは、AppCleaner.appを使うことで簡単にuninstallできます。
その後、Macを再起動時にcommand + Rを押下してユーティリティウインドウを表示し、「macOSを再インストール」を選択すると、Mojaveを再インストールすることができます。
(2019.03.06追記ここまで)

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