macOS上の VirtualBox で共用Windows環境を作成してみた
家族でデスクトップPCを共有するというご家庭は多いと思います。一人一台PCを用意するのはなかなか敷居が高いですよね。うちでは家族ごとにアカウントを用意しています。うちのデスクトップPCはMacなので、家族ごと+管理者のアカウントを作成しています。
一つ問題なのは、仮想環境で動くWindowsをどうするか。うちではBootCampではなくVirtualBoxを使っています。WindowsとMacの切り替え時に再起動しなくてよいので。最初は、仮想イメージを共有ユーザのディレクトリに入れてそこを仮想マシンとして参照する形をとりましたが、すると複数のユーザが参照すると異なるマシンとして認識してしまうんですね。Windowsのライセンス認証に引っかかってしまいます。最初は、自分ひとりしかMacからWindowsを使っていなかったので気づかなかったのですが、家族もWindowsを使うようになって気づいた次第。
そこで、本来変則ですが、Macに家族共用アカウントを作って、そのアカウントからWindowsを使うようにしてみました。家族共用アカウントはもともと共用iPadで作っていたので、そのアカウントを流用する形です。
家族には子供もいますので、共用アカウントの権限を設定することが望ましいです。そこで、システム環境設定のペアレンタルコントロールを設定しました。
後で触れますが、Webアクセスを制限しませんので、起動可能アプリケーション側を強めに制限しました。ここでは極端にVirtualBox以外のすべてのアプリケーションのチェックを外しました。Safari等ブラウザも起動不可にしてしまいます。
Webサイトへのアクセスは制限しません。これは、ここで制限してしまうと仮想マシンで動作するWindowsからのWebアクセスも制限されてしまうため、Windowsの管理に支障が出るためです。事実、ここで制限した結果、WSLのUbuntuのアップデートが出来なくなってしまいました。ひとつひとつ通信可能先として登録する方法もありますが、かなり煩雑なため、Webサイトへのアクセス制限をしないことにしました。
この辺りは適宜。
大人も使うので、使用時間制限はなしで。
プライバシー管理を適宜設定します。ここではデフォルトのままにしました。
シンプルFinderを使用する、にチェックすると、フォルダアクセスがかなり制限されます。
このように設定してログインすると、時折パッチ系やアップデート系のプログラムが上がろうとして、権限がないというポップアップが出ます。起動して実害がなければ、管理者権限で個別に許可してやります。OKを押すのを厭わなければ許可する必要はないでしょう。
上図は、ポップアップで順次起動を許可した場合のマイアプリケーションフォルダです。
VirtualBoxを起動した後にWindowsを起動します。
Windows上でも忘れずに子供のアカウントについて適宜ペアレンタルコントロールを設定します。
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