FMV DESKPOWER (FMVFER)内蔵HDDを取り出してデータを保全する
富士通製FMV DESKPOWER F/ERが突然不調になり、起動しなくなりました。そこで新PCに移行することにしたのですが、旧PCの内蔵HDDのデータを抽出して新PCに移行する必要がありましたので、その際に行った作業をメモ。特に古いメールのデータの移行が必要だったため、Windows Live Mailのデータをエクスポートして新PCのOutlookにインポートします。その他、ユーザープロファイルのデータも新PCにコピーします。
行った作業は次のとおり。PCを分解してHDDを取り出し、SATA->USB変換してHDDをPCにマウントし、WIndows Live Mailデータを新しいPCにコピーしてMailStore Homeを使ってpstファイルに変換した後に、Outlookにインポートいたしました。
本体からHDDを取り出します。
PC本体をうつ伏せに寝かしてメモリボード上の蓋を外し、メモリボードを覆う金属板を留めるネジを外してこの金属板を取り外します。
脚部下のネジのうち、一番後ろ側(写真では一番上)のネジを外します。
脚部後ろのカバーを情報にスライドさせるようにして取り外します。
脚部を本体に固定しているネジを取り外します。写真のくぼんだところにある4つのネジですね。次いで、脚部を取り外します。
PC本体下の2つのネジを取り外します。
PC本体を覆う後部カバーを取り外します。外しやすいところからカバーを剥がすのですが、マイナスドライバーを隙間に入れて根気よく剥がしていきました。
金属蓋を留めるネジを外していきます。この蓋は上部側にスライドして外す型なので、外れる蓋部分を留めているネジを判断して外します。
PC内部が現れました。HDDのマウンタ上部のネジを一つ外して、HDDをマウンタごと取り外します。
HDDを新PCに接続します。私は、玄人志向のKURO-DACHI/CLONEという、SATAのHDD/SSDスタンドを使用しました。
新PCからHDDを参照します。ユーザープロファイル部分にアクセスできないのが普通と思われますが、プロパティ → セキュリティ → 詳細設定 から、所有者を下位に継承しつつ変更します。
HDD内のWindows Live Mailデータについて【失敗しない!!】Windows Live MailからOutlookへデータを移行する方法【Outlook2010,2013,2016,2019,365対応】を参考に新PCのOutlookにインポートします。さらに、ユーザープロファイルのデータを一式新PCにコピーしました。
HDDを除いて旧PCを現状回復して、これで一連の作業は完了です。
(2022.09.24追記)
Windows Live Mailのアドレス帳を移行しようとすると、旧PCが正常に動いていることが前提になるのでちょっと大変。以下のリンク先にある記事を参考に、edbファイルから新PCのOutlookにアドレス帳を無事移行できました。
Windows Liveメールのアドレス帳EDBをCSVに変換LiveContactsView
LiveContactsView v1.26 - View/export contacts of Windows Live Messenger Copyright (c) 2009 - 2015 Nir Sofer
このツールを使ってWindows Live Mailのアドレス帳をCSVファイルに変換し、必要な列だけ残して姓、名、メールアドレス、その他の列に順番を入れ替えて、タイトル行を日本語に変更又はスペースを詰めたファイルを作成し、このファイルをOutlookの連絡帳にインポートすることにより移行できました。
(2022.09.24追記ここまで)
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